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ナレーション有 12 神田一明《赤い室内》

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音声解説

神田一明《赤い室内》


3歳上の兄、神田一明は、日勝の画業に大きな影響を与えた画家です。油彩を手ほどきしたのはもとより、芸術談議に応じたり、作品の感想を述べたりするなど、日勝にとって良き相談相手であり、絵描き仲間でもありました。この作品は一明の初期の代表作の一つ。北で生きる者の生活実感が滲む秀作で、第16回全道展で北海道教育庁賞を受賞。この時、日勝も《ゴミ箱》で北海道知事賞を受賞します。当時の二人の作品を見比べると、テーマから描き方、色彩にいたるまでよく似ており、兄弟の密接な関係が窺えます。経済的に苦労しながら、東京藝術大学で油彩を学んだ一明は、卒業後は帰郷して教鞭をとるなど、日勝とは異なる道を歩みますが、二人の交流は日勝が亡くなるまで続きました。

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