イヤホンをつけてお聞きください。
一頭の農耕馬が、いま、その役目を終え、静かに横たわる姿が描かれています。馬の毛なみの一本一本が丁寧に描きこまれ、触ればまだぬくもりが感じられるかのようです。 開拓農家にとって馬は家族も同然でした。日勝にとっては、最も身近で、自分の気持ちをわかってくれる存在だったのかもしれません。 そんな愛馬の息絶えた姿を見つめる眼差しには、深い悲しみが感じられます。