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ナレーション有 38 海老原喜之助《友よさらば》

イヤホンをつけてお聞きください。

音声解説

海老原喜之助《友よさらば》


息絶えた馬が埋葬されようとしている場面で、作品タイトルの「友」は、画面中央の死んだ馬を指します。周囲の人物は馬との別れを嘆き悲しんでいるようです。日勝の《死馬》と共通するテーマであり、影響関係が窺えます。作者の海老原喜之助は1904年鹿児島市に生まれ、1923年に渡仏し、エコール・ド・パリの画家と親交をもちました。パリ画壇では、その独自の色彩が「エビハラ・ブルー」と呼ばれて人気を博し、帰国後は独立展を舞台に活躍、日勝と同じ1970年に逝去しました。日勝にとっては独立展の先輩画家であり、注目していた画家の一人でした。

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