イヤホンをつけてお聞きください。
1968年に始まる〈人と牛〉シリーズのうちの一点です。ボクもこの作品を初めて見たときは、画風がいっぺんに変わったようで、びっくりしました。 単純化された人物と馬の造形、ダイナミックなストロークと鮮やかな原色の組み合わせ。燃え上がるような生命のエネルギーを感じます。パレットは使わず、ペインティングナイフや改良した左官ゴテで、直接缶の容器から絵具をすくい取って、勢いよく画面にぶつけるようにして制作したといわれています。