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ナレーション有 70 神田日勝《離農》

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音声解説

神田日勝《離農》


日勝は、公募展への出品作としては風景画をほとんど描きませんでしたが、小さい作品には十勝の風景を描いたものが少なくありません。その多くは晩秋のものです。寂しさが漂い、長く厳しい冬の到来を予感させます。ただ、具体的にどこの風景なのか特定されていない作品が多く、イメージとしての風景画だった可能性も指摘されています。
この作品は《離農》というタイトルが付けられています。当時は、度重なる冷害や膨らんだ借金のために、営農をあきらめ、土地を離れる農家が後を絶たなかったといいます。
日勝にとって、夢破れた農家のたたずまいは、自然の厳しさや孤独に耐えて生きる自分自身の心象風景だったのかもしれません。

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