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扇ヶ原展望台は、十勝平野を一望できる、鹿追町自慢の絶景スポットです。この絵は展望台から見える実際の景色を描いていますが、日勝の風景画は具体的にどこを描いたのかわからないものが多く、場所が特定されているのは少ないということです。
この作品、じつは帯広信用金庫からの依頼を受けて、カレンダーを作るために描いた原画の一つなんです。この頃になると、日勝の画家としての評価も定着し、絵の注文も徐々に来るようになったといいます。家々の居間に広く飾られることを考えて、人気の絶景を選んだんでしょうか。